[伝説の武器] †世界中にある名刀† [実在・架空]
世界にはたくさんの名刀が存在します。名刀によって動いた歴史もあったかもしれません。そんな名刀を実在・架空関わらずまとめてみました。
金剛杵
インド神話では、ヴァジュラはインドラ(帝釈天)の武器である。
「金剛杵」の漢名どおり、金剛(非常に硬い金属、もしくはダイヤモンド)でできており、雷を操る。
フレイ
『ギュルヴィたぶらかし』第37章および『スキールニルの歌』は、一目惚れした巨人の女性ゲルズを
手に入れるため、召使スキールニルを巨人の国に遣わせ、
その褒美として自分のもつ勝利の剣を手放す経緯を語っている。
カラドボルグ
カラドボルグは硬い稲光もしくは硬い鞘(袋)、カラドコルグは硬い刃の意。
カラドボルグは、ウェールズの伝説に登場するカレドヴールフ(Caledfwlch, 硬い溝の意)と
同一視され、エクスカリバーの原型であるといわれる。
フェルグス・マック・ロイなど、アルスター伝説の英雄が所有する。クーリーの牛争いにおいて、
コノートに亡命していたフェルグスはコノート王アリルにこの剣を奪われるが、
アルスター軍との戦いに際して返却される。この戦いでフェルグスはコノール王を殺そうとするが、
コナル・ケルナッハに説得され、カラドボルグをふるって王の頭の代わりに
三つの丘の頂を切り落としたという。
フラガラッハ
マナナン・マクリルよりルーに与えられた。又、ルー自身が造ったという説もあるが明記されていない。
「回答者」「報復者」という意味を持ち、その一撃は鎧で止めることは不可能であるという。
さらに、どんな鎖も切り裂くことができるとされる。英語でアンサラー(Answerer)とも呼ばれることもある。
和書にあっては応酬丸、応答丸、回答者などといった訳が見られる。
抜こうと思うだけでひとりでに鞘から抜け、ルーの手におさまる。敵に向かって投げれば、
剣自らが敵を倒し、ルーの手元に戻ってくる。さらに、フラガラッハによってつけられた
傷は治癒されないといった伝承が残されている。
ラブリュス
ラブリュスという言葉とそのシンボルは紀元前2千年紀に栄えた
ミノア文明と密接に関連しており、特にある女神信仰と関係が深い。
人間よりも背の高いミノア文明期のラブリュスがいくつか見つかっており、
生贄の儀式で使われていたとも言われている。
ブリューナク
ブリューナクとは「貫くもの」の意味であり、
トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の太陽神ルーが所持するとされている。
穂が5本に分かれており、5つの切っ先から放たれた光は一度に5人の敵を倒したと言われている。
その能力は「必ず勝利をもたらす」だとか「投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍」などと言われ、
生きていて意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも言われる。
投石器もしくは投石器から発射される弾(タスラム)だったという説もあり、
ルー自身の祖父である「魔眼のバロール」の目を貫いて倒したのもこのブリューナクであるとする解釈もある。
ゲイ・ボルグ
ガエ・ブルグ、ガエ・ボルガ(Gae Bulg, Gae Bolga)などとも言われる。2頭の海獣「Coinchenn」と
「Curruid」が争い、敗れた方の骨をつかってボルグ・マク・ブアインがこの槍を作り上げた。
その後、影の国の女王スカアハによって若きクー・フーリンに授けられる。
ゲイ・ボルグは銛のような形状をしており投げれば30の鏃となって降り注ぎ、突けば30の棘となって破裂する。
その為この武器を紹介するときに銃の項目でなされる事もある。 クー・フーリンはこの槍を足を使って
投擲したと言われており、ゲイ・ボルグを槍の名ではなくこの投擲法の名とする説もある。
エクスカリバー
アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。
魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。
同じくアーサー王伝説に登場し、アーサーの血統を証明する
石に刺さった剣と同じものとされることがあるが、別物とされることもある。
グングニル
北欧神話に登場するオーディン所有物とされる槍である。
日本語ではグングニール、グーングニルなどとも表記される。
決して的を射損なうことなく、敵を貫いた後は持ち手のもとに戻るという。
また、この槍を向けた軍勢には必ず勝利をもたらすともいわれている。
ミョルニル
北欧神話に登場するトールが持つ北欧神話中最強の鎚(ウォーハンマー)である。
その名前は古ノルド語で「打ち砕くもの」を意味する。
ロンギヌスの槍
十字架上のイエス・キリストの死を確認するため、わき腹を刺したとされる槍である。
イエスの血に触れたものとして尊重されている聖遺物のひとつ。
新約聖書の「ヨハネによる福音書」に記述されている(19章34節)。
ヨハネ伝の作者は仮現説論者に対し、この箇所でイエスが一度死んだことを強調しているとも考えられる。
またキリスト受難の象徴でもある。
「所有するものに世界を制する力を与える」との伝承があり、アドルフ・ヒトラーの野望は、
彼がウィーンのホーフブルク王宮で聖槍の霊感を受けた時より始まるといった俗説もある。
レーヴァテイン
北欧神話に登場する武器である。
北欧神話の原典資料においては、世界樹の頂に座している雄鶏ヴィゾーヴニルを殺すことができる剣
(正確には剣とさえ明言されていない)で、「狡猾なロフトル」(ロキ)によって鍛えられ、
女巨人シンモラが保管している、という程度の記述しかない。
しかし、シンモラの夫が巨人スルトルであることから、現代日本のファンタジー作品などにおいては、
ラグナロクの際にスルトルが振るった剣および炎を指す名称として用いられることもある。
デュランダル
フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する英雄・ローランが持つ聖剣の名前。
イタリア語読みでドゥリンダナ (Durindana) とも読まれ、デュランダーナとも呼ばれる。不滅の刃の意。
『ローランの歌』の作中では「切れ味の鋭さデュランダルに如くもの無し」と
ローランが誇るほどの切れ味を見せる。 『ローランの歌』では、ロンスヴァルの谷で敵に襲われ
瀕死の状態となったローランが、デュランダルが敵の手に渡ることを恐れて岩(もしくは大理石)に
叩きつけて折ろうとするが、剣は岩を両断して折れなかったというエピソードが有名。
ダマスカス鋼
かつて生産されていた木目状の模様を持つ鋼素材の名称である。
強靭な刀剣の素材として知られるが、製法がはっきり分かっているわけではないことから、
伝説的あるいは神秘的なものと思われていることもある。
この鋼材が生産されたのはインドのウーツであるが、それがシリアのダマスカスで
刀剣等に加工されたのでダマスカス鋼として西欧世界に知られるようになった。
干将莫耶
中国における名剣、もしくはその剣の製作者である夫婦の名である。
剣については干将が陽剣(雄剣)、莫耶が陰剣(雌剣)である
(この陰陽は陰陽説に基づくものであるため、善悪ではない)。
また、干将は亀裂模様(龜文)、莫耶は水波模様(漫理)が剣に浮かんでいたとされる(『呉越春秋』による)。
なお、この剣は作成経緯から、鋳剣(鋳造によって作成された剣)である。
人の干将・莫耶については、干将は呉の人物であり欧冶子と同門であったとされる。
村正
徳川家康の祖父清康と父広忠は、共に家臣の謀反によって殺害されており、
どちらの事件でも凶器は村正の作刀であった。
さらに関ヶ原の戦いの折、東軍の武将織田長孝が戸田勝成を討ち取るという功を挙げた。
その槍を家康が見ている時に、家臣が槍を取り落とし、家康は指を切った。
聞くとこの槍も村正で、家康は怒って立ち去り、長孝は槍を叩き折ったという。
これらの因縁から徳川家は村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、
公にも忌避されるようになった。民間に残った村正は隠され、時には銘をすりつぶして隠滅した。
蜻蛉切
天下三名槍の一つで、徳川四天王「本多忠勝」の愛用した槍である。
笹穂の槍身で、穂(刃長)1尺4寸(43.7センチ)、茎1尺8寸(55.6センチ)、最大幅3.7センチ、
厚み1センチ、重さは498グラム、樋(刃中央の溝)に梵字と三鈷剣が彫られている。
三河文珠派、藤原正真の作。
蜻蛉切は、戦場で槍を立てていたところに飛んできた蜻蛉が当たって二つに切れたことから、
その名がついたという。通常の槍は4.5メートルほどであるが、柄の長さ2丈余(6メートル)であった。
しかし、晩年には体力の衰えから、3尺余り柄を短く詰めてしまった。
天叢雲剣
三種の神器の一つ。熱田神宮の神体である。三種の神器の中では天皇の持つ武力の象徴であるとされる。
スサノヲ命(須佐之男命)が出雲国で倒したヤマタノオロチ(八岐大蛇、八俣遠呂智)の
尾から出てきた太刀で、天叢雲という名前は、ヤマタノオロチの頭上に常に雲気が
掛かっていたためとしている(別名;草薙剣(日本書紀)草那芸之大刀(古事記))。
剣はスサノヲ命から天照大神に奉納され、天孫降臨の際にニニギ尊(瓊瓊杵尊)に手渡された
草薙剣
日本武尊が伊勢神宮でこれを拝受し、東征の途上の駿河国で、この神剣によって野火の難を払い、草薙剣の別名を与えた。この説は広く知られている。
村雨
村雨(むらさめ)は、江戸時代後期の読本『南総里見八犬伝』に登場する架空の刀。村雨丸(むらさめまる)とも呼ばれる。
『南総里見八犬伝』の主役級人物である犬塚信乃(八犬士の一人)が用いる宝刀で、鞘から抜くと刀身に露が浮かぶ奇瑞がある。このことから「抜けば玉散る氷の刃」の名文句を生んだ。
雷切
雷または雷神を斬ったと伝えられる日本刀。複数ある。
木の陰で雨宿りしていた立花道雪を雷が襲った時、道雪は所持していた刀千鳥でその雷(雷神)を切ったとされる。実際に切ったかどうかははっきりしていないが、道雪は雷に打たれ半身不随になりながらも生きていたため、人々は道雪が雷を切った、雷神を斬ったなどと噂したという。
この事件の後、道雪は千鳥の名を改め雷切としたといわれている。
なお、元の名は「千鳥」だが、徳大寺家に伝わっていたとされる同名の刀とは無関係である。
レーヴァテイン
北欧神話の原典資料においては、世界樹の頂に座している雄鶏ヴィゾーヴニルを殺すことができる剣(正確には剣とさえ明言されていない)で、「狡猾なロプトル」(ロキ)によって鍛えられ、女巨人シンモラが保管している、という程度の記述しかない。
しかし、シンモラの夫が巨人スルトルであることから、現代日本のファンタジー作品などにおいては、ラグナロクの際にスルトルが振るった剣および炎を指す名称として用いられることもある。
ティルヴィング
北欧の古エッダ、サガに登場する魔剣[2]。
オーディンの血を引く王、スウァフルラーメがドヴァリン、ドゥリンという二人のドヴェルグを捕らえ、命を救うのと引き換えに黄金の柄で錆びることなく鉄をも容易く切り、狙ったものは外さない剣を作るように命じた。
アスカロン
聖ゲオルギウスが竜退治に使ったとされる伝説上の剣
童子切安綱
平安時代の伯耆国の刀工・安綱作の日本刀(太刀)。天下五剣の一つで、大包平と共に「日本刀の東西の両横綱」と称される最も優れた名刀とされている。日本の国宝に指定されている。
鬼丸
皇室御物である日本刀。鬼丸国綱(おにまるくにつな)とも呼ばれる。正式な呼び名は「太刀 銘 国綱(名物鬼丸国綱)附 革包太刀拵(たち めい くにつな(めいぶつおにまるくにつな)つけたり かわづつみたちこしらえ)」。
天下五剣の一つに数えられる。
三日月宗近
平安時代の刀工・三条宗近作の日本刀(太刀)。天下五剣の一つ。日本の国宝に指定されている。
国宝指定名称は「太刀 銘三条(名物三日月宗近) 附 糸巻太刀拵鞘(たち めい さんじょう めいぶつみかづきむねちか つけたり いとまきたちこしらえさや)」。
大典太
日本の国宝に指定されている日本刀。正式には「太刀 銘 光世作 名物大典太(たち めい みつよさく めいぶつおおでんた)」。大典太光世(おおでんたみつよ、おおてんたみつよ)とも。天下五剣の名刀のうちの一つである。
数珠丸
刃長81.1cm[1]、反り3.0cm。太刀銘で『恒次』の銘が切られており、平安時代の刀工、青江恒次の作とされる
繁慶
この刀を献上された時の権力者が、刀に魅入られたように
次々に家臣を手打ちにしてしまった。
そればかりか、深夜市中を徘徊し辻斬りを繰り返すにいたった。
■日本と西洋での妖刀定義のイメージ
日本の妖刀
作者の怨念や出来た背景に呪いが発生
西洋の妖刀
使い手の奇行や大量の殺戮により呪いが発生