【これで解決!】3歳頃までの子どもによくある10の問題
言う事を聞かない、なんでも自分でやりたがる、叫ぶ、暴れる……歩き始めから3歳頃までは、子育てが困難だと感じる親が多い時期。そんな親の味方になれるか!?
その1:食べ物をまき散らす
食事中に興奮し、食べ物が宙を舞う。床も壁も食べ物だらけ……レストランでも奇声を上げながら散らかしまくる。こんな時はどうすれば?
無視するべき
必死になだめたり叱ったりするよりも、「いいよ。投げるんだったらご飯はあげないから」くらいの冷静な態度でのぞもう。食事を取り上げるのはかわいそうだが、次の食事時にちゃんと食べるようになるはず。
その2:謎のプチ暴力
家族や仲良しのお友達に、突然爪を立てる。ケンカでもないのに噛んだりつねったりする。
言葉の発達と共に減ってくる。
子どもは親の注意を引きたいがためにこうした行動をとることがあるという。また愛情表現として噛み付いたりすることも。しかし、通常は言葉の発達と共に減ってくる。たどたどしくても自分の気持ちを言葉で表現できるよう、導いてあげよう。じっくり聞いてあげることが必要だ。
その3:「ダメ」と言っても聞かない
こちらが本気で止めていることが伝わらないこともしばしば。
「ストーブに触っちゃダメ!」ではなく「ストーブは熱いよ!」など、そのつど理由を説明したり、他の事で気をそらしたりと根気強く相手をしよう。
2歳ぐらいまではルールという概念は理解できないので、やみくもにダメダメ言うだけでは意味がないという。
その4:おちんちんトーク
人前で性器の話をされるとやっぱり気まずいものだ。
「腕」や「頭」と同じように話をするようにするべき
「自分の体に恥ずべき場所がある」という思いを植えつけないよう、「腕」や「頭」と同じように話をするようにするべき
その5:人前で股間を触りまくる
気付くとアソコに手がいっている……自然なことなので叱る必要はまったくないが、やめさせた方が無難な行動だ。
「プライベートな大事なところだから、人前で触るのは良くないよ」と説明するように勧めている。
その6:何かにつけ、ぐずる
とにかく何かあるたび泣く子もいる。
何が不快でぐずっているのかすぐに原因を見つけてあげる
「言葉をうまく操れないうちは、ぐずりもコミュニケーションの一環。ぐずりがクセにならないよう気を配りましょう。この時期に多くの時間を共に過ごし、愛情をたくさん注ぐことが大事です」と言っている。
その7:静かな場所で大声を出す
電車やバスなど、静かにしていて欲しい場所で騒がれると、親もひと苦労だ。
「おうちで出す声」「お外で出す声」の概念を、早い段階からじっくり教える
17カ月頃になると言葉を色々話してみたい衝動が強くなる。
その8:八つ当たりをする
幼少期の子どもは「遊園地の約束を破った父親でなく祖母に怒りわめく」など、別の人にあたることがあるという。
理不尽な怒りは聞き入れられないことを強い態度で示すことが大切。
個人の差別化という成長段階の途中であることも一因だ。
その9:どこにでも登る
椅子だの出窓だの棚だの、どこでもよじ登るという子どもはどう扱えばよいのか。
安全に登れる場所を作ったり、安全に降りられるよう側にいて気を配る
どうせ止めても登るので、無理に止めるよりも安全に気を配ろう
その10:癇癪(かんしゃく)を起こす
「魔の2歳児」という言葉があるが、癇癪の兆候は15カ月ほどでも現れる。この時期はまだまだ理性を司る左脳よりも感情を司る右脳の活動が活発なのだ。
大切なのは、「大人の注意を引きたいがための癇癪」なのか、「何かにイラついての癇癪」なのか見極めること。
前者ならば相手にならず冷静に対処し、後者ならば優しく話を聞きイライラの原因を一緒に解決するのが良い
総括
歩き始めてからの数年は最も目が離せない時期。手探りでの子育てに大変な思いをしている親は多いだろうが、いつかはその手を離す時が来る。限りある子育ての時間を、楽しみながら切り抜けて欲しい。